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前期終業式 校長講話

2019-09-27校長先生から

皆さんおはようございます。早いもので、今日で前期が終了します。

振り返ると学習はもちろん、北海祭や部活動など、様々な場面で北海生がひたむきに活動、努力し、活躍をしてくれました。また、今日も「いじめに関する講演会」がありましたが、皆さんの真剣な態度が印象的でした。いかに自分の心をコントロールするか、対話の中でのことばを一つとっても難しさを感じることがありますが、学校生活をよりよくしているのにこういった意識を持つことは大変重要なことです。そのようなこと全てを含め、改めて皆さんのここまでの頑張りに対して称賛いたします。そして、後期を迎えるに当たり、皆さんには、要所要所での振り返りを大切に生活してもらいたいと思っています。今日はそういう意味から、禅の言葉に触れて話をします。

その言葉とは、「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)です。皆さんも四字熟語として聞いたことがあるかも知れません。この言葉の意味は、既に文字に現れています。「脚下は、あしの下と書くので自分の足元、いま自分がいる時間や場所、あるいは立場ともとれます。照顧は、照らす、顧みると書くので、よく見つめ直しなさい」ということになるのだと思います。

「自分の足元を見つめる」 これには色々な解釈ができますが、元々は仏教から来ている言葉ですので、「見つめるべき足元」とは「自分の本性」と考えることもできます。

例えば、玄関で自分の履いている靴がどんな状態になっているか、散らかっている状況があったり、きちっと整理されていたり色々です。そこに見えているのは、その人の性格そのものと見なされるでしょう。ただ、散らかっている状況があるにも関わらず、そのことに反省をせず、自己中心的な思考で生活をするような人は、自分の行動に意識を持てないどころか、周囲の出来事や変化にも気づくことができず、何も学ぶことができないのではないかと思います。

実は、私たちの普段の言動は、ときに「常識の無さ」を疑われることがあり、一般社会では、誰からも知らされずにただ厳しく批判されたり、あるいは、どんなに高い志や能力がある人であっても、誰もそのような人にはついていこうとはしない。そんな現実があります。

本来であれば、日々の生活の中で、継続的に自分の立場、置かれた状況を踏まえて、客観的に自分を振り返ってみることが大切です。しかし、どうしても私たちは何かのきっかけがないと、自分を省みることは中々できてはいません。

例えば、私たちは、いろいろな事の始まりに必ず目標を立てています。もちろん、途中、振り返りも心掛けますが、実際には過ぎ去ったことをないがしろにし、知らず知らずのうちに目標や将来の理想も曖昧にしてしまっています。また反対に、理想の自分ははっきりしているけれど、現実の自分との間に大きなギャップを感じ、「こんなはずじゃない」と嘆いているケースもあります。

ただそこで、「それは自分だけじゃない、みんなも同じだから」と甘く考えてしまうことは、本来、向き合わなければならないことから目を逸らすことになったり、妥協でしかありません。やはり、理想に近づきたいと思うならば、そこに向かって足を踏み出す以外はないということを、私たちは強く肝に銘じておく必要があると思います。

重要なのは、モヤモヤとしたまま時を過ごすのではなく、一度しっかりと立ち止まり、現状を正しく理解すること。そして、たとえ小さな行動でも、それが理想に向かえているという手応えを感じることです。

ぜひ皆さんには、日々の生活の中に、「脚下照顧」の考えを取り込んで、「今の自分にできること」その繰り返しから、確かな足取りで理想に向かっていって欲しいと願います。自分づくりはまだまだ続きます。百折不撓の精神で、後期も一生懸命に頑張りましょう。応援しています。

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